お口の周りの筋肉の話
- コラム
顔にはたくさんの筋肉があります。筋肉が衰えると、シワやたるみなど気になる美容面だけでなく、全身の健康にも影響を与えることがわかっています。
注目したい「口輪筋」
口輪筋は主に口の開閉に使用される、くちびるの周りの筋肉です。図を見ると分かるように、口輪筋はその他の筋肉と蜜説につながる大切な筋肉なのです。
口輪筋が衰えると・・・
口輪筋は加齢だけでなく、肥満、授乳時の影響、脳血管障害の後遺症などでも弱まります。
口輪筋の衰えによって起きる悪影響をみてみましょう。
お口の疾患
お口がポカンと開いてしまう方・口で呼吸している方は口輪筋の力が弱いことが考えられます。
その結果、お口が乾燥し、だ液の殺菌・消毒作用が弱まり雑菌や老廃物がたまりやすくなるので歯周病や口臭、歯の変色、むし歯などがおこります。
全身への影響
開いたお口から、直接外の冷たく乾燥した空気や細菌が体内に入ることによって、のどの炎症の慢性化や免疫力の低下、アレルギー疾患の悪化などの原因になります。
また口輪筋の衰えは、睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)やいびきにもつながります。
口輪筋を鍛えて、ハツラツ元気に!
口輪筋の衰えは毎日の習慣や意識で予防できます。口輪筋を鍛えることで 、いきいきとした若々しい表情やアンチエイジングにもつながります。
- よく噛む、歯ごたえのある食物を食べる。
- 意識して大きく口を動かす
- 笑顔を心がける。口角が上手く上がらない人は、まずは鏡を見ながら行いましょう。
- トレーニング