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大人のむし歯は歯の根に注意!

  • コラム

一生の間には、むし歯ができやすい時期が3度あります。
それは、①乳歯が生える乳幼児のとき ②永久歯に生え変わる小学生の頃、そして大人が気を付けたいのが、
③中高年以降のむし歯です。
 

●中高年以降になりやすいむし歯
の時期は、奥歯の噛み合う部分や歯の間など、歯の上の部分(歯冠)にできるむし歯が多くなります。
しかし、③中高年以降は歯根と呼ばれる、歯の付け根のむし歯が目立ってくる特徴があります。このような部分にできるむし歯を「根面う蝕」といいます。

●なぜ、中高年になると増えてくるの?
根面う蝕は歯根が歯肉から露出したところにできます。中高年以降は、歯周病や加齢により歯肉が下がってくることが関係しています。
他にも、唾液の分泌が徐々に減ってくることにより、お口の中の自浄作用が弱まり、むし歯になりゃすい環境になってしまうのです。
 

●根面う蝕で気を付けたいのは
また、知っておきたいのが、歯冠と歯根のむし歯に対する強度の違いです。上の図の通り、歯冠はエナメル質という硬い組織に覆われているため、比較的ゆっくりとむし歯が進行します。
それに対し歯根はこのエナメル質に覆われておらず、もろく柔らかい組織なので、歯肉が下がるとそれまでむし歯ができにくかった人にもむし歯ができたり、歯髄(神経)までの距離が近いことから、早い段階で痛みを感じ、治療の際に神経を取らなければならないこもあります。
リスクを知り、正しいブラッシングやダラダラ食いに気をつけて、大切な歯を1本でも多く守っていきましょう。
 

むし歯は生活習慣と密接に関わる予防できる疾患。セルフケアと定期健診で、末永く良い状態をキープしましょう!

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