知っているようで知らない【歯石について】
- コラム
今回は知っているようで知らない、【歯石】についてのお話です。
むし歯や歯周病予防にも繋がる、お口の健康を保つためにとっても重要な知識なんですよ!
6月4日~10日は『歯の衛生週間』にもなっているので、これを期に歯に関する知識を深めで予防に励みましょう!
<歯石とはなにか?>
歯石とは、プラーク(歯垢)が硬くなったものです。
歯磨きでは取り切れなかった、始めはプラークだったものが、石灰化して歯石になってしまいます。
歯石自体に痛みはありませんが、歯石があることで、歯の健康状態が悪くなってしまいます。
●歯石は細菌のすみ家
プラーク1mgの中にはなんと”10億個”もの細菌がすんでいます!
この細菌が歯ぐきの炎症を引き起こし、歯周病になってしまったり、むし歯のリスクが高まることに繋がります。
そして、歯石は表面がでこぼこしているので、プラークがとても溜まりやすいんです。
つまり……歯石があると、細菌だらけのプラークが、口の中にどんどん溜まっていってしまうんです……!😱😱
<歯石は歯医者さんに行かないとなくならない?>
歯石の前段階であるプラークは柔らかいので、日々のセルフケアで除去できますが、歯石になってしまうとセルフケアでは除去できません。
歯科医院で適切な処置を受けることが必要です。
<歯石を放置すると……>
「歯石ができてしまった……歯医者さんに行かなきゃ!」
そう分かっていても、虫歯と違って直接的な痛みがない分、歯石除去のために歯科医院に行くのは億劫だったりしますよね😫😫
しかし、歯石は、始めは柔らかい状態なのですが、時間が経てば経つほどガチガチに硬くなってしまいます。
そうなると、一度では歯石を取り切れず何度も通院することになったり、治療にも時間がかかります。
そのため、歯石ができてしまったら、なるべく早く歯科医院に行くことがとても大切ですし、お財布にも時間にも優しいです☺️
<まとめ 歯石のお掃除は歯周病の予防に繋がる!>
歯石を取ることで、「歯周病」や「むし歯」の予防、「誤嚥性肺炎」の予防に繋がります。
また、なるべく早く歯科医院に行くことで、治療回数も少なくなり、ほとんど痛みがなく除去することができます。
歯石だからと放置しないで、定期的にお掃除を続けることがとても大切です!