「知覚過敏」について
- コラム
今回は「知覚過敏」についてのお話です。
歯磨きをしたり、なにか食べたり飲んだりしたり、少しの刺激で「歯がしみて痛い!」と思ったら、それは知覚過敏かもしれません😨
しっかりと知覚過敏のことを知って、予防や治療に役立ててくださいね🙌
知覚過敏とは
一般的に、健康な歯は歯の神経層である「歯髄」、その上に歯髄へ刺激を伝達する「象牙質」、さらにその上に「エナメル質」、という三重構造になっています。
知覚過敏は、歯周病や加齢、強いブラッシング、歯ぎしり、くいしばりなどの様々な要因により、歯肉が萎縮し、本来二つ目の層である「象牙質」が露出することで痛みが出てしまう症状を指します。
むし歯と知覚過敏の違い
むし歯は、細菌(むし歯菌)によって歯に穴が空けられて、象牙質が露出することで歯が痛む症状です。
一方、歯茎が下がったり、傷付いたりすることで象牙質が露出して歯が痛むのが知覚過敏です。
どちらも象牙質への刺激で痛みを感じるのは同じですが、要因が異なります。
自己判断は難しいので、痛みを感じたらすぐさま歯医者さんを受診しましょう!
知覚過敏になってしまう前に
知覚過敏はどのように予防すれば良いのでしょうか。予防は、大きく分けて3つあります。
一つ目は、食習慣の改善。
エナメル質は酸に弱いため、酸性の飲食物はなるべく控えましょう。
二つ目は、歯ブラシ選び。
「歯ブラシは毛が硬い方が好き!」という方もいるかもしれませんが、硬い毛で強いブラッシングをしてしまうと知覚過敏の要因となってしまいます。
柔らかい毛の歯ブラシで、優しくブラッシングしましょう😊
三つ目は、歯磨き剤選び。
フッ素が入っていて、研磨剤が不使用のものや、知覚過敏用の歯磨き剤を選ぶことで予防に繋がります。
知覚過敏になってしまったら
歯科医院では、知覚過敏に対して様々な治療でアプローチをおこなえます。
簡単なところでは「ブラッシング指導」から、「コーティング剤の塗布」「かみ合わせ調整」「レーザー治療」などがあります。
お気軽に相談してみてくださいね!
まとめ:知覚過敏は色々な方法でケアができます
まずは日々の生活から知覚過敏を予防しましょう。そして、もし知覚過敏かな?と思ったらすぐに歯医者さんを受診しましょう。早めのケアが大切ですよ!