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誤嚥性肺炎を防ぐために

  • コラム

皆さんこんにちは。新松戸歯科の衛生士です。まだまだ寒い日が続きますね。
本日は「誤嚥性肺炎」についてお話します。
肺炎と、歯科と何の関係が?と思われるかもしれませんが、実は深い関係があるんです。

最近、食事中にうまく飲み込めなかったり、むせたりすることはありませんか。
お心当たりがある場合は、要注意ですよ⚠️

<誤嚥性肺炎とは?>

高齢になると、足腰が弱るのと同じように、口を閉じる力や飲み込む動きが悪くなり、異物が気管を通って肺に入る「誤嚥」を引き起こします。
誤嚥によって、食物と一緒に気管を経由した細菌が肺に入って肺炎を引き起こした症状を「誤嚥性肺炎」と呼びます。
「誤嚥性肺炎」は、2020年の時点で、日本人の主要死因別死亡率で第6位となっているほど、メジャーな病気なんです😱

それでは、「誤嚥性肺炎」を防ぐにはどうすればよいのでしょうか? 3つに分けてご説明します。

<口腔内を清潔に保つ>

1つ目は、口腔内を清潔に保つこと。

これまでに説明した歯周病や歯石、虫歯があったりすると、口腔内の細菌が増えてしまいます。増えた細菌が誤嚥によって肺の中に入ってしまうことで肺炎に繋がります😖

これを防ぐために、食事の前には水分をしっかりとって、口腔内の潤いを保ちましょう。
また、食事のあとや起床後・就寝前にはしっかりと歯を磨いて、口の中に汚れを残さないようにしましょう。
前回ご説明した「正しい歯の磨き方」も参考にしてくださいね。「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」を使うのもオススメです。

<口を閉じる力や、飲み込む力を保つ>

2つ目は、口を閉じる力や飲み込む力を保つこと。

これらの動作は加齢によって低下してしまいますが、トレーニングなどによって向上させることも可能です☺️
舌を動かしたり、口の中に空気を入れて膨らませたりすぼませたりすることで、口腔内をしっかりと動かしましょう。
また、たくさん話したり、歌ったり、首や肩などの運動をおこなったりすることで、口腔内への刺激になります。
誤嚥の頻度を減らすことで、誤嚥性肺炎を防ぎましょう。

<身体の栄養状態を良好に保つ>

3つ目は、身体の栄養状態を良好に保つこと。これは、誤嚥性肺炎というより、肺炎そのものへの予防になりますが、栄養が足りていなかったり、痩せすぎたり太りすぎていたり、睡眠不足だったりすると、身体の抵抗力が落ちてしまいます。
その結果、誤嚥によって入ってきた細菌にも抵抗できず、肺炎が引き起こされたり、重症化するリスクも高まります。
基本的なことですが、しっかりとよく噛んで食べて、たっぷりと睡眠をとって、身体の免疫力を保ちましょう☝️

いかがでしたか? 「嚥下」について少しでも不安なことがあったら、お早めに当医院へご相談くださいね🙌

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