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フレイルを予防しよう

  • コラム

こんにちは。新松戸歯科のスタッフです。春の訪れを感じられるようになりましたね🌸

今日お話するのは、「フレイル」について。

皆さん、「フレイル」という単語を知っていますか?
「フレイル」は、「加齢によって筋力や認知機能といった心身の活力が低下し、要介護の一歩手前の状態」を意味する言葉です。

「食事が美味しくなくなった」
「疲れやすい」
「体重が以前よりも減ってきた」

こんな覚えはありませんか?
当てはまる項目があった人は、ぜひしっかりと読んでくださいね☝️
また、当てはまらなかった人も、いつかおとずれる「フレイル」への心構えとして、ぜひ読んでみてください!

フレイルとは

入れ歯が合わず食べ物が噛みにくい男性

最初に説明したとおり、「フレイル」は加齢により、健康な状態と要介護状態の合間にある、心身の機能が低下してしまった状態を指す言葉です。

大体75歳前後からフレイルになる割合が高いのですが、中には40~50歳からフレイルに該当する人もいます😱
それは、フレイルが単なる身体機能の低下だけでなく、以下の三つの要素が原因とされるためです。

フレイルの三つの要素

①身体的フレイル

1つ目の身体的な面から見たフレイルが、1番想像しやすいかもしれません。
具体的には、筋力が低下して身体が思うように動かなかったり、食が細くなって必要な栄養が摂れなくなったり、滑らかに話せなくなったりすることです。
この身体の機能には、「口腔機能」も大きく関係しています。ご飯を美味しいと感じること。しっかりと咀嚼して飲み込むこと。唾液をたくさん出すこと。口をしっかりと動かして話すこと。これらのことを正常におこなうためには、口腔ケアが欠かせません🦷

②精神的フレイル

2つ目の精神的フレイルは、「認知機能の低下(物忘れ)」や「うつ状態」などの要素です。
大切な人との別れや、日々のストレスで、気分の落ち込みが続くことで、活力や意欲が失われていくのが要因です。

③社会的フレイル

引きこもりや、社会的な交流の減少によって、人や社会との関わりが無くなってしまい、社会的孤立のリスクがある状態です。

特に年々生涯独身率が高まっている現代では、まず「社会的フレイル」に陥ってしまい、引きこもっている間にうつ状態から「精神的フレイル」となり、やがて「身体的フレイル」へと繋がってしまう、そして身体が動かないからまた引きこもって社会的に孤立してしまう……そんな悪循環のきっかけとなってしまうケースが多いのです。

 

フレイルを予防しよう

入れ歯が合わなくなる原因のイメージ
もちろん、歳を重ねるにつれ人間の機能が衰えていくのは自然なことですが、「フレイル」は「要介護状態」の一歩手前の状態です。
この一歩手前、というのがポイントで、そのまま放置すると「要介護状態」になってしまいますが、早期発見をし、予防に努めることで、再び健康な状態に戻ることもできるんです!☺️
それでは、フレイルの予防はどのような方法があるでしょうか。3つのポイントをお伝えします。

1つ目は、身体活動をすること。

ウォーキングやストレッチなど、軽い運動でも大丈夫! 継続することが大切です。ウォーキングをしに外に出て太陽を浴びることで、身体的な面だけでなく、「うつ状態」の予防にも繋がりますよ。

2つ目は、社会参加をすること。

趣味で友人を作ったり、ボランティアに参加したり、人との関わりを作りましょう。
これは社会的フレイルの予防だけでなく、認知機能の低下を防ぎ、精神的フレイルの予防にもなります。
また、人と話すことで、口腔内の筋肉をトレーニングすることに繋がります。

最後の3つ目は、栄養をしっかり摂ること。

当たり前のことですが、前回お話した「誤嚥」など、加齢によって口腔内の機能が低下することはどうしても避けられません。
少しでも長く、ご飯を美味しく食べ続けるためには、口腔ケアが欠かせないのです。

フレイルを予防するために、今からしっかりと口腔内の健康を保っていきましょう💪🏻

当院の診療案内ページはこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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