かみ合わせと身体の健康
- コラム
皆さんこんにちは。新松戸歯科のスタッフです。
毎日暑いですね。夏バテしていませんか。
個人的には夏の日差しには”日傘”がオススメです。遮光がしっかりした日傘を使うと、かなり体感温度が変わりますよ!
雨晴兼用の日傘も多いので、突然の雨も多いこの季節にはとても便利です。性別・年齢は気にせず、ぜひ使ってみてくださいね。
さて、今回は「かみ合わせ」についてのお話です。あまり気にしたことのないワードかもしれませんが、口腔内だけでなく、身体全体に影響を及ぼすこともあるんです。
かみ合わせの重要性
歯とアゴの関節が調和して動くことで、良いかみ合わせが保たれます。
普段何気なくおこなっている「食事」も、かみ合わせが良いからこそ、スムーズにできるんです。
例えば、親知らずが生えてきたり、逆に歯を抜いたりした後って、なんとなく食事に集中できなかったりしませんか?
また、適切なかみ合わせができていると、顎関節症の予防や歯の健康に繋がります。
逆にいうと、身体の不調は、かみ合わせが原因かもしれません。
かみ合わせが悪いと、どのような影響が出てくるのか、具体的に見ていきましょう。
かみ合わせが悪いと……
①歯への影響
まずは歯への影響です。かみ合わせが悪い=特定の歯に力がかかりやすく、歯がすり減る原因になります。そうしてすり減った歯はむし歯になりやすく、また、歯周病の原因にもなります。
②顎関節周りへの影響
口を開ける時に痛みを感じたり、コキコキと音が鳴ったりする症状を「顎関節症」といいます。かみ合わせの悪さもその原因のひとつです。
また、顎関節に負担がかかると、顎だけでなく、顔周りが痛くなったり、耳が痛くなったりもします。痛みを回避しようと変な噛みグセをつけてしまうと、顔の歪みの原因にもなります。
③身体全体への影響
噛む時に筋肉の緊張が増してしまうと、身体全体にも影響が及びます。
具体的には、顎や首、肩の筋肉に負担がかかることで、肩こりや頭痛といった症状が現れることもあります。
また、顔の歪みがおこると、それを支えている首や肩にも歪みが出て、姿勢が悪くなり、腰痛につながるおそれがあります。
一見関係のなさそうなところでも、根本的には「かみ合わせが原因になることがある」、というのがお分かりいただけたかと思います。
それでは、かみ合わせが悪くなる原因を探っていきましょう。
かみ合わせが悪くなる原因

原因は、主に「先天的要因」と「後天的要因」に分けられます。
「先天的要因」は、生まれ持った歯並びや骨格、歯の大きさなどです。歯並びには遺伝的な要因もあるので、歯科治療で適切なアドバイスを受けるのが良いでしょう。
「後天的要因」は、無意識にやってしまうような癖などが多いです。
例えば、子供の「指しゃぶり」や「爪を噛む」などの仕草は歯並びを乱す原因になります。
また、大人でもついついやってしまいがちな「頬杖をつく」仕草も、歯の片側に力がかかってしまうので、かみ合わせが悪くなる大きな原因となります。
また、ありがちなのが「ながら」で食事をすること。スマートフォンを見たり、本や雑誌を読んだりしながら食事をしていませんか。歯の一部分に負担がかかってしまうおそれがあるので気を付けましよう。
かみ合わせを治すために
かみ合わせは自然には治りません。
かみ合わせを良くするには、上に書いたような癖を治すことはもちろん大事ですが、歯科医院で適切な治療を受けることが大切です。
少しでも違和感をおぼえたら、悪化する前にお早めにご相談くださいね。






